広東伝統文化の一つ、早茶を紹介します。
早茶とは軽食などを指し、中国語で「朝のお茶」という意味で、「早茶」と書きます。
中国の南にある広東省では、朝からお茶を飲みながらお店で茶点(飲茶)を食べるという、朝の食習慣のひとつです。
たくさん種類がある茶点から、一部の料理を写真でご紹介します。
①虾饺:米粉でできた生地に、味付けされたエビを包んで蒸したもの。
②芒果椰汁糕:ココナッツクリームとマンゴーのゼリー。
③布丁:プリン。
④红肠:赤い食紅を混ぜた生地を蒸して、焼いたエビや油条という揚げパンを巻いて食べます。
⑤蛋挞:カスタードパイ。
⑥猪肚:豚の胃を味付けした、蒸し料理。やわらかくなります。
⑦紫金葡萄:トウガンでつくられた、酸っぱい料理。
⑧凤爪:鳥の足。
⑨艇仔粥:中国粥はスープで煮込み、豚肉や魚、ピータンなどをトッピングして、日常的に食べられています。
⑩陈村粉:ライスヌードル。陈村粉は広東省にある佛山陈村の名産物で、村の名前が料理名となりました。
⑪①と同じ料理ですが、こちらは食紅で色を付けた生地を使用しています。
⑫排骨:豚のスペアリブ。
⑬糯米糍:こし餡を餅生地で包んだ、お菓子。お好みでココナッツやいりごまなどをまぶして食べます。
⑭蓝莓山药泥:蒸したとろろに、ブルーベリージャムをかけて食べます。
⑮スフレケーキ。
茶点を食べながらお茶を飲み、のんびりと過ごすのが広東人にとって、最高の時間です。